渡米前の準備-クルマを買う①-
アメリカのクルマ事情
こんにちは、管理人HIRO(@callmehiro)です。
シリコンバレーへ赴任するにあたり、色々と準備をしているわけですが、その中でも家とクルマは絶対必須になりますよね。
ニューヨークのど真ん中に住むならまだしも、それ以外は基本的にはまだまだクルマ社会なわけです。電車が通っていないわけではないのですが、大都会東京のようにクルマは不要とまではいかないのです。
そんなわけで渡米後はなるべくセットアップを早々と済ませ1日でも早く業務にあたりたいため、日本にいる間に準備できることはしておこうと考えていました。ましてや僕は自動車業界に身をおいた経験もあり、現在の社内でもそれに携わる部署に5年近くいたのです。国は違えど、さっさとクルマ選びぐらい終わると思っていたのです・・・。
そんなに甘くなかった
クルマを探し始めて1日目。せっかくのアメリカ生活、クルマもアメリカンなマッスルカーも悪くないな。いや、でもピックアップトラックも悪くない。いやいや、燃費と信頼性考えたら日本車でしょう!などと妄想を膨らませながらクルマ選びがスタートするわけですが、早くも壁にぶち当たります。
アメリカでのクルマ探しがこんなに苦痛だと思わなかった。本当にもうなんでもよくなってくる。日本のソレとは全く違う。こりゃペインだらけです。
— Hiroumi Oshima/シリコンバレー駐在員 (@callmehiro) 2018年9月2日
はい、これですね。本当にカルチャーショックをうけました。いくつか例をあげます。
トヨタ系ディーラーA
・僕「このクルマの見積もりをお願いしたいんですけど。」(メール)
店「なぜその色のクルマを選ぶんだい?理由をきいていいかい?」(メール)
僕「え・・・お願いしたのは見積もりなんですけど・・・見積もりくれよw」(心の声)
そのクルマはメタリックグリーンだったのですが、その色が好きだからと返事しましたが、結局見積もりを再度お願いするも来ず音信不通・・・。
トヨタ系ディーラーB
・僕「このクルマ、見積もりお願いしたいんですけど。」(メール)
店「そのクルマ、問題あるし、もう業販で売れちゃったよ」(メール)
僕「ああ、そうですか。また違うの探してみます」(メール)
1時間後。
店のHPの通知メール「あなたがお気に入りに追加していた車両の値段が変わりました。詳しくはHPをご覧ください」
僕「ん?売れたんじゃないの?まあのぞいてみるか。あれ?え!?初めみたときより3000ドル値上がりしてますけどw普通値段が下がったらお知らせするもんじゃないの?しかも値段上げすぎでしょうw ってか、売れたってゆうてたんちゃうんかい!!どうなってるの?さっきの担当に直接電話してみるしかない!」
勇気を出して店に電話してみたら
受付嬢「あ〜Mr.Chrisは今接客中だから終わったらTELかけさせるね」
僕「あ、はい。お待ちしています」(つたない英語で)
ここから折り返し電話は一切ありませんでした・・・。安く値付けしすぎたのか、値段を急にあげつつ、売れたなどと嘘をつき、折り返しもありません^^;
・僕「このプリウス安いですね、問題がなければ欲しいです!」(電話)
店「あ〜ちょっと修理してるけど、とても綺麗になってるよ!おすすめ!」
僕「どこを修理してますか?」
店「フロントパネル(コアサポート)とサイドパネルだよ!でも綺麗だよ!」
僕「(完全に修復歴車やないかーい!前と横って結構でかい事故しとるやないかーい!おすすめゆうとる場合かーい!)あ、そうなんですか。ちょっと考えますね。」
アメリカでは新車登録時から現在までのそのクルマの履歴を追えるCAR FAXというサービスがあるのですが、メンテナンスや修理・板金歴もそれに掲載する義務があるんです。ただし、それを閲覧するには店or客が一定の手数料を払う必要があるんですね。このお店は客にそれを負担させるお店だったのですが、それはいいとしても事故車なら事故車とHPにも掲載すべきですね・・・。
上記は一例に過ぎません。決して大げさにも書いていません。しかも、現地の中古車専業店じゃないです。ディーラーですよ!?この対応に僕の心は折れかかっていくのでした。あまりにも日本と違う。見積もりぐらいさっさくれよ。値付け間違えないでくれよ。事故車なら先に言ってくれよ…。
アメリカ、とりわけシリコンバレー地域にはコネクテッドカーとか自動運転とか先進的なイメージが先行していた僕には大きなショックを隠せませんでした。
俺の心をコネクテッドしてくれよ・・・・(謎)
長いので後編に続きます。
それでは!